新たなる技術の開発は、先人達の努力の結晶であり、新たなる独創性を生み出すカギ

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独創性というと、何か突然降って湧いたように、新しい発見が生またような感じを受けるが、必ずしも無から有を生んだのでもない。

どんな優秀な発明をした科学者であれ、まず始めは「先人たちのおかげ」から学んだのだ。大学院へ進んで行うあらゆる研究も、ひたすら先輩の真似に終始する。

そして、時代 の必要性などから、新しい開発を重ねた結果、新しい発見が生まれ人類に貢献してきた。
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戦後の日本の経済の繁栄も、始めは、先進国であるアメリカの真似をして、そこから改良を加え元の製品よりも使いやすく、便利な製品に作り上げてきた。

それは世界中から新しい科学技術を導入して、日本ならではの、勤勉で綿密で優秀な技術者によって開発された。

それを大型工場による大量生産で、誰でも買える価格帯にコストダウンさせて、誰でも欲しがる素晴らしい性能を付けて、便利さを追求して、数々の製品を生み出し大ヒットさせてきた。

元の製品より高性能な製品を大量に生み出すことは簡単でな い。真似から生まれても、新しい工夫や組み合わせによって、使う人のニーズを捉えたからこそ、奇跡的な繁栄をしたのだ。

先進国が欲しがる輝かしい製品を、日本国内のみならず、海外へ大量に輸出して経済大国にのし上がった。日本の製品は壊れにくく、コンパクトで性能が良い。

戦後の荒廃した環境の中から正しい選択であり、一流の真似をした方が効率が良いのだ。無から有を生み出すのは至難の業。

遺伝子は、自分のコピーを次々つくり出すことで、生命の連続性を守り維持してきた。ところが、どんなに忠実に真似ても全て同じものにならないと言われている。

例えば、クローン動物は文字どうりのコピーだが、ま ったく同じということではないそうだ。

又歴史上の人物の細胞からコピー人間を作り出しても、同一人物にはならない。時間という舞台で生きる生命は、どんなにそっくりに真似ても、時代背景や環境が異なるので、そっくり同じであることを望んでも無理なのだ。

地球上には200万種以上の生物がいる。大腸菌も植物も動物も人間もすべて同じ一つの方法によって「種」の保存を保っている。

つまり生物はたった一つのシステムによって存在している。それなのに個々の生物は二つと同じものがないと言われている。

言葉は「あいうえお・・・」を習い組み合わせの真似によって、多種多様な言葉がつくられて、全ての言葉には意味が あり、時と場合や状況や応用によって無限に生まれている。

感情も言葉により適格な表現をされ、発散していき昇華されていく。

音楽も「ドレミファソラシド」の組み合わせによって様々な感情を表現して、また多種多様なムードを生み出し、新しいリズムが次々に生まれている。

人間の心に響くメロディーは、人の心を癒して潤いを与え、勇気を与え、調和を生み出している。

我々が学んだ学問も、最初は先ずは先人たちの発見を学んで真似をして、そしてそこから新しいものが生まれる。

先人の知恵があるからこそ、新たな発見をして、独創的なものを生み出し躍進していくのだ。

我々がもっている常識の世界は、科学的な物の見方で支えられている。だが科学の正しさは常に条件つきのもの。条件が変われば科学はひっくり返る。

我々が信じてやまなかった、欧米の近代思想や近代科学を遥かに超えて、過去の人類の業績である固定観念を覆す何かが発見され実証されていくと、絶対的な平和をもたらす、新しい人類の進化の夜明けをもたらすかも知れない。そんな発明を日本から期待したい。


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